ちゃいぺるブログ

中国語とタミル語を中心に、外国語学習の情報を発信します

中国語の声調 日本人には一声すら難しい?

こんにちは。

 

今回は、中国語の声調の第一声のお話です。

中国語を習う上で、声調は初期の段階でぶつかる壁かもしれません。

日本語にはない概念で、それを習得しないと話すこともできず、単語を覚えることもできないのですから。

 

第一声は簡単?

一般的に、声調の第一声はそれほど重視されないかもしれません。

参考書には、「高く平らに伸ばす音」と書かれていることが多いので、音の高さを変えずに伸ばして発音すれば良いと認識されているかもしれません。

日本人の第一声は低すぎる

しかし、日本人学習者の発音を聞いていると、第一声が若干低く発音されている気がします。

中国語教材のCDの音声を聞いても、第一声は日本人の一般的な感覚で少し高く感じる高さで発音されているかと思います。

 

例として:

他说他今天不在家。(Ta1 shuo1 ta1 jin1 tian1 bu2 zai4 jia1.)

上の文、どのように読むでしょうか。

ここで問題にしたいのは、不在の前の一声(他说他今天)と後の一声(家)で、発音される高さが違うということです。

前の一声は高く、後の一声は若干低く発音されるイメージです。

前の一声を高く発音しないと、後の一声との違いが区別されにくくなってしまいます。

第一声の高さを間違えると、他の声調にも影響する

また、一声の高さは、他の声調、特に二声の音節末の高さ、四声の音節始めの高さと関わってきます。一声の高さが低く発音されてしまうと、他の声調も正しい高さで発音されず、伝わりにくい発音になってしまいます。

 

一声を発音するときは、高く発音することを意識してみてはいかがでしょうか。

 

 

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