こんにちは。
今回は、中国語の声調について、方言との比較をしてみます。
中国語の声調を天津方言と比較してみた
私が学生時代に留学していた、天津の方言(天津話)と声調を比較してみました。
普通話の声調
普通話の声調は、皆さんおなじみの通りですね。
陰平:第一声 55
陽平:第二声 35
上声:第三声 214
去声:第四声 51
天津方言の声調
天津方言の声調を図にすると、このようになります。
天津の中でも、地域によって異なるかと思いますが、市内で耳にすることが多かったのは、この声調かな、と思います。
調値に表すとこのようになります。
陰平:第一声 21
陽平:第二声 45
上声:第三声 13
去声:第四声 53
中国語の方言の面白いところは、一見全く通じないように思えても、「四声」の上では、ある程度対応しているところです。
つまり、普通話の四声を天津話に当てはめれば、ある程度通じるということです。
実際に発音してみた
実際に、普通話と天津話の四声を発音してみましたので、動画を貼っておきます。
一般に、天津話の声調は、普通話に比べて低い、と言われます。
一番大きな違いは、第一声の高さが低いところだと思います。
普通話以外の方言も聞くことで、普通話の発音矯正やリスニングの向上にもつながると思いますので、ぜひチャレンジしてみてください。