ちゃいぺるブログ

中国語とタミル語を中心に、外国語学習の情報を発信します

あなたの中国語、こんな間違いをしていませんか? “进”と“出”

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こんにちは。

今回は、日本人が間違えやすい中国語として、“进”と“出”を取り上げます。

 

 

方向動詞は基本単独では使えない

“进”と“出”は、ご存知の通り、方向を表す方向動詞です。

日本語は、「入る」「出る」「上がる」「下がる」など、単独で使えますが、中国語では、基本的に単独では使いません。

方向動詞のうち、「上」、「下」、「回」は、会話では例外的に単独で使うこともありますが、“进”と“出”に関しては、まず単独では使われません。

 

“进”と“出”は単独で使うとアウト

日本語では単独で使えてしまいますので、次のような間違いが推測されます。

*「入ってもいいですか?」ー我可以进吗?

*「もう(家を)出ました」ー我已经出了。

これらは、“进”と“出”を単独で使用した間違いの例です。

日本語を直訳して中国語を話すとこういう間違いが起きてしまいますので、注意です。

 

“进”と“出”の正しい使い方

“进”と“出”は他の語とセット使うことが必須です。

例えば、

「入ってもいいですか?」ー我可以进去吗。

「入ってください(屋内から)」ー你进来吧。

「もう出ました」我已经出发了。

「早く出てきてください」你快点出来。

このように、“进”と“出”は単独では使わず、他の語とセット使用します。

 

中国語には、こういった単独では使えない語が結構多くありますので、特に日本人の学習者は漢字が使えることもあり、誤用してしまうケースが多々見られます。

正確に中国語を話せるようになっていきましょう!