こんにちは。
今回は、日本語のアクセントについての内容です。
日本語のアクセントについては、以前こちらの記事を書いていますので、よければ読んでやってください。
日本語のアクセント表記
日本語のアクセントを意識したことがある日本語母語話者はどのくらいいるでしょうか。
日本語が高低アクセント言語だということを意識している日本語母語話者もあまりいないのではないでしょうか。
アクセントのことを「イントネーション」と言ったりすることもあります。
その「イントネーション」の違いを「↑」や「↓」を使って表したりもします。
このように、日本語のアクセントは、中国語のピンインのように決まった表記法があるわけではありません。
よく使われる表記法としては、
- HL
- 高低
- 頭高・中高・尾高・平板
- 赤い線
があります。
こちらの日本語教育用アクセント時点では、赤い線で表記されています。
中国でよく使われるアクセント表記
日本人が日本語を話す際にはあまりアクセントを意識することはないかもしれませんが、日本語学習者になると話は別です。
日本人が中国語を勉強するときにピンインで学習するように、中国人が日本語を勉強する際にもアクセントを覚えます。
彼らの使うアクセント表記はこのような感じです。
- 1調 三月 さんがつ
- 2調 飛行機 ひこうき
- 3調 看護婦 かんごふ
- 4調 妹 いもうと
- 0調 お花見 おはなみ
アクセントの核(音が一番高い部分)の位置によって、1調〜0調まで表記されます。
この表記ならどの拍にアクセントの核が来るかが分かりやすいので、標準語を覚える際にはとても使いやすい表記法だと思います。
中国の日本語学習者は、基本このアクセント表記法で単語を覚えるので、アクセントの修正や発音を教える際には、このアクセント表記法で教えると理解が早いかもしれません。