こんにちは。
「テレビで中国語」に出演されていた愛知大学名誉教授でもある荒川清秀先生が亡くなられました。
思えば、中国語の学習を開始して、本格的に大学で学ぼうと思ったときに、知ったのが荒川先生の存在でした。
名古屋圏内に、こんなにも本格的に中国語を学べる環境がある。ーそう思って決めた進学先が愛知大学でした。
残念ながら、所属する学部が違っていたこともあり、在学中は1科目しか荒川先生の授業を受けることはできませんでしたが、非常に分かりやすい授業だったことを覚えています。
NHKの「テレビで中国語」も毎回楽しく拝見していました。
それから中国の大学院に進み、大学院修了後の進路を考えているときに、指導教授の先生が博士課程として荒川先生の研究室へ推薦もしてくださっていました。
残念ながら、それが叶うことはありませんでしたが、快く受け入れようとしてくださった荒川先生には感謝あるのみです。
社会人となってから、愛知大学で行われた荒川先生と声優・劉セイラさんの講演に参加させていただきました。
劉セイラさんとの掛け合いがとても面白く、中国語学習者として刺激を受けたりもしました。
荒川先生に関わらせていただいたのは、今年の3月に日本語教師養成講座の日中の言語比較の授業を受けたのが最期となりました。
実は、日本語教師養成講座の学校を決めるきっかけとなったのも荒川先生でした。
残念ながら、新型コロナの影響でオンラインでの授業となり、個別にお話するきっかけを持てませんでしたが、日本語教育の立場での日中言語比較を知ることができました。
思い返せば、中国語に触れて以来、ずっと荒川先生の存在があったように思います。
荒川先生とは深い関係にあったわけではなく、博士の推薦を受けたと言っても、荒川先生は私のことなど、微塵も覚えていないでしょう。
しかし、荒川先生の存在がなければ、今の私はなかった、と断言できます。
中国語学習者にとって如何に大きな存在だったかを実感するばかりです。
このブログの記事を以て、荒川先生への感謝の言葉とさせていただきます。
ご冥福をお祈りいたします。