こんにちは。
今回は、語彙を覚える方法として、概念地図をご紹介します。
概念地図とは
概念地図とは、ある概念に関する、様々な概念との関係を示す図です。
マインドマップにも似たものですが、マインドマップはツリー構造や放射状の階層を指すものです。
対して、この概念地図は、より自由な形状で描けるイメージです。
これは、自分自身の特定のテーマに対して持っている知識や概念を図に表したものです。図の書き方、概念の関係性、表現などが人それぞれ違ってとても面白いです。
概念地図を使った語彙マップ
実は、この概念地図を使った語彙の勉強法があります。
それは、「語彙マップ」を作成する、というものです。
自分の中にある概念を広げていきながら語彙を覚えるので、とても自然に覚えられる、という利点があります。
1.母語で概念地図を作成する
まず、自分の母語で概念地図を作成します。
最初は、自分の興味のあるテーマについて作成してみるのが大事かもしれません。
母語で作れば、それほど難しい作業ではないかと思います。
2.概念地図を学習言語に翻訳してみる
次に、作成した概念地図を学習言語に翻訳してみましょう。
自分の関心のあるテーマや概念なので、学習意欲を保ちながら作業を進めていく事ができると思います。
また、作成したものが形として残るので、達成感も感じられると思います。
後から見返すときにも確認しやすい点も利点として挙げられます。
3.語彙マップの単語を使ってテストを作成してみる
語彙を覚えるときには、やはり記憶に定着させる必要があります。
そのため、語彙マップを作成するだけでなく、それらを適宜思い出せるようにすることが大事です。
そこで、テストを作成してみましょう。
語彙マップに描いた語彙を使って、自分自身にテストを作成してみるのです。
できれば、それぞれの語彙を例文を用いて作成してみると良いかもしれません。
語彙の使い方も同時に学ぶ事ができます。
まとめ
いかがでしたか?
これは、今受講している日本語教師養成講座で紹介された勉強法です。
語彙を覚えるのに、とても効果的だと思い、今回紹介しました。
外国語の勉強において、語彙量を増やすことは必須ですが、単に単語の暗記だけをするのもモチベーションや勉強量が必要です。
愚直に続けられる学習者の方はあまり多くないように感じます。
そこで、この方法なら、ある程度語彙量を増やすのに効果的ではないかと思いました。