こんにちは
今回は、マイナー言語の勉強について記事を書いていきたいと思います。
マイナー言語とは
マイナー言語と聞いて、どんな言語を思い浮かべるでしょうか?
「マイナー言語」の定義は人によって違います。
英語以外の外国語をマイナー言語という人もいますし、大学で専攻のある言語以外はマイナー言語という人もいます。
この記事では、主に中国語とペルシア語に焦点を置いてご紹介していきたいと思います。
中国語
中国語の教材は、この10年でものすごく豊富になりました。
私が勉強を開始した当初は、まだまだ教材の種類が限られていて、入門書は豊富にあるけれど、中級以上になると途端に教材の種類が減ってしまう、ということがありました。
そうなると、ある程度まで勉強した時点で、勉強することをやめてしまい、上達しなくなってしまう、ということが中級者がぶつかる壁でもありました。
しかし、近年では教材の種類も増え、教材選びの選択肢も多く持てるようになってきました。
入門者
中国語は、まず入門書が非常に豊富にあります。
発音の構造や、ピンイン、初級の文法の説明と語彙も網羅している教材を選び、それをマスターしてみるのが一番手っ取り早い方法だと思います。
入門時に一番時間がかかるところは、発音だと思います。
何度も反復して発音することで、自分の中に中国語の発音を落とし込んでいくイメージで練習してみましょう。
また、文法や語彙を固めるためにも、例文や単語を何度も反復して暗唱するくらいまでマスターしてみましょう。
中級以上
近年では、中級以上の語彙や文法などの教材も増えてきて、教材選びに困ることはほとんどないのではないでしょうか。(中検2級くらいまで)
このレベルではとにかく語彙と文法を大量にインプットして、知っている語彙を増やすことが何よりも大事です。
インプットだけでは、使えるようにならないので、インプット時にアウトプットも意識して練習してみるのがいいと思います。
ペルシア語
ペルシア語の教材は、近年少しずつ増えてきています。
入門書は、白水社の「ニューエクスプレス」シリーズをはじめとして、「まずはこれだけ」シリーズもあります。
ただ、日本語で書かれた文法書は一つしかないのではないでしょうか…
そして、ペルシア語の辞書がとにかく高いです。数万レベルでとても手が届く気がしません。
単語帳というものもありません。(すごく古いものならあります)
入門者
こうした中で、どのように勉強するかという話ですが、まずは入門書のマスターを心がける必要があります。
入門書なので、内容としては文法などの説明も足りなかったりしますが、文法と使い方を落とし込むためにも、入門書の例文や語彙を暗唱できるレベルまでマスターしてみましょう。
中級以上
ペルシア語に関していえば、幸い日本語で書かれた文法書があります。
内容としては、入門から中級までカバーしていると思われますので、これをマスターすることが先決だと思います。
問題は、語彙をどのように増やすか、です。
思い切って、辞書を買ってしまい、辞書ごと暗記して語彙を増やす方法もあります。
辞書にはおそらく例文もついていると思いますので、暗記しやすいかもしれません。
もしくは、自分で単語帳などを作ってしまうか、です。
マイナー言語を勉強されている方には多いかもしれませんが、単語帳というものがないので、自分が出会った単語や例文をひたすらメモしていって、自分だけの単語帳を作るというものです。
ただ、この方法はかなり時間がかかります。その分、自分で作った教材に愛着が湧くというものもあるかもしれません。
まとめ
マイナー言語は、教材が不足しているという問題があります。
その中で、どのように勉強するか、が勉強する上で大きな障壁ともなります。
限られたソースの中で、自分に合う効率的な勉強方法を探る、というのもある種要求される能力になり得ます。
英語のように教材が豊富にあるわけではないので、受け身ではなく自分から探って勉強していく能動的な意識が大事なのかもしれません。