ちゃいぺるブログ

中国語とタミル語を中心に、外国語学習の情報を発信します

【外国語学習】「学習」は「模倣」から【日本語と中国語から】

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こんにちは。

今回は「学習」についての記事です。

 

日本語の「学習」

日本語で「学習」を表す和語は何があるでしょうか。

 

「学ぶ」(まなぶ)「習う」(ならう)がありますね。

 

では、それぞれどんな語源から来ているのか見てみましょう。

「学ぶ」(まなぶ)

「まなぶ」は「まねぶ」と同源とされています。

そして、「真似る」(まねる)とも語源を同じくするとされています。

つまり、「学ぶ」は「まねをする」から来ている言葉だともいえます。

 

「習う」(ならう)

「ならう」は、「習う」、「倣う」、「慣らう」とも書くことができ、そのルーツはやはり真似をすることから来ています。

そして、真似をしたこと(倣ったこと)を慣れる(慣らう)まで繰り返すことを指します。

 

中国語の「学習」

「学」の字源

「学」の字源は、伝授を行う場所から来ているようです。

また、意味を広げて、学問の意味もあったようです。

 

「習」の字源

「習」の字源は、雛鳥が日の当たる方向を向いて羽ばたく練習をするところから来ています。

雛鳥は、親鳥の羽ばたきを真似て、飛べるまで何度も何度も反復して練習をするところから、「習」の本来の意味は、真似をして反復をすることとされています。

 

外国語の学習は模倣から

上で「学習」の語源や字源をご紹介しましたが、これは外国語学習にも通ずるものがあると考えています。

母語話者でない人が外国語を学習する場合、習得した語彙や文法、言い回しなどは、母語話者の誰かが発した言葉の模倣に過ぎないからです。

母語話者の発した言葉や発音、文章などをインプットし、それらを適切な文法などで表現してアウトプットをしているだけです。

国語学習はインプットとアウトプット、どちらも大切なことです。

大量にインプットをして、大量にアウトプットをする。

これを再度念頭において、学習を続けていきたいと思います。