こんにちは。
今回は、日本語教師養成講座の授業を受けていて、少し考えた部分があったので、ご紹介します。
日本語教師養成講座の授業にて
今日、日本語教師養成講座の授業を受けていました。
スペイン語と日本語の比較の授業をしていて、グループワークになりました。
その際、学習者に分かりやすいような方法を提案してみましたが、同じグループの方々は理解していないようでした。
どうやら、スペイン語と日本語の文法的な特徴を先生が説明しても、日本語の知識だけで理解しているようで、学習者がどんなことに困っているかなどを理解しようとしていないようでした。
語学教師を目指す理由は人それぞれ
上のようなことがあって、語学教師が語学を学習することは大事だと思いました。
当たり前のことだと思うかもしれませんが、この講座を受講してみて、案外他の外国語を何も学ばずに語学教師を目指されている方が多いように感じました。
どんな動機があったのかは分かりませんし、目指す理由は人それぞれだと思います。
それでも学習者であり続けることは必要
しかし、相手が非母語話者である以上、誤用は発生しますし、母語の干渉も受けます。
相手の母語がどんな言語か(詳細は分からなくとも、どんな特徴がある言語か)が分からないと、なぜその誤用をするのか分析することができません。
また、自分が学習者であるということは、語学を教える立場にとっても非常に有益だと思います。
自分が学習していてぶつかった壁や役立った勉強の仕方などを教育に応用できるからです。
教科書通りに教えることだけが、語学を教える立場にある者がするべきことではない、と信じています。