ちゃいぺるブログ

中国語とタミル語を中心に、外国語学習の情報を発信します

【香港トラム】終点まで乗り通してみた結果…

みなさん、こんにちは。

今回は、香港のトラムについての記事です。

 

香港トラムの記事

香港といえば、やはり「トラム」。

香港に来て、もうすぐ半年が経とうとしていますが、トラムには一度も乗ったことがなかった筆者。

トラムに乗らずに、香港へ来たと言うべからず。

ということで、今回トラムに乗ってみたのでした。

そして、どうせ乗るなら、ということで、「トラムで行けるところまで行ってみたらどうだろう」と思い立ち、トラムで端から端まで行ってみた、というわけです。

トラムの乗り方

まず、香港のトラムの乗り方について少し書きます。

香港トラムは、原則、後ろから乗って、前から降ります。

そして、料金は後払いです。

降りるときに、運転手の横にある精算機でお金を払います。

料金は、一律3HKDです。(大人)

トラムと一服する運転手

筲箕灣から出発

さて、香港トラムの東の終点となるのは、筲箕灣(筲箕湾)駅です。

トラムターミナル

ここには、トラムターミナルがあり、これから出発するトラムが列をなしています。

ここでトラムに乗り込み、出発を待ちます。

レトロなトラムとテスラ車が並ぶ光景

筆者は、乗り込んだあと、2階に上がり、一番うしろの席を陣取りました。

車内は基本的に木が使われており、座席も木でできています。

どことなくレトロな雰囲気があるのが香港トラムの魅力です。

トラムの2階の様子

レトロな座席

さて、スタート地点となる筲箕灣を出発して、終点の堅尼地城(ケネディタウン)を目指します。

路面電車なので、ゆっくりゆっくり各駅停車で進んでいきます。

駅も体感200m〜300mごとにあるので、少し進んでは止まり、少し進んでは止まり、を繰り返します。

車内の窓は開けっ放しにされていて、2月のまだ少し涼しい風が心地よく吹き込んでくるので、香港の活気のある雰囲気を身近に感じながら乗ることができます。

駅に停まったときの様子

バスや自動車と同じ道を走る

香港島の東側は、下町の雰囲気が残るエリアで、少し古めかしいビルが立ち並んでいます。活気がありますが、人が多すぎるわけでもなく、落ち着ける感じがありました。

 

やがて繁華街エリアへ

そのまま走り、北角(ノースポイント)をすぎると、商業地区の様相を呈してきます。

ここまで来ると、乗客も増え、平日の昼間だというのに、2階は満員になってしまいました。きっと1階は先に満員になったのでしょう。

商業施設が多くなってきた

ここで、筆者は乗っている列車の目的地が違うことに気づき、ここで乗り換えのために列車を降りました。

列車を降りたのは、銅鑼灣(コーズウェイベイ)付近の「波斯富街」という駅。

ここで、堅尼地城方面の列車を待って、再度乗り込みます。

銅鑼灣付近で、跑馬地行きと路線が分かれている

乗り換えまでの散策中、高架下で占いが行われていた

ここは、繁華街ということもあり、乗り込んできた客も多く、一瞬で座席が埋まってしまいました。

ただ、やはり路面電車ということもあり、客の回転は早く、少し待てばすぐに座席が空きます。

混雑する車内の様子

ついに、終点「堅尼地城」(ケネディタウン)へ

その後、列車な西へ西へゆっくりと進み、ようやく終点のケネディタウンへ到着しました。

トラムは、ここケネディタウンで終点となり、列車は線路に沿って迂回し、また起点として東に走っていくのです。

終点らしく迂回する線路

東に向かって出発するトラム

東へ出発したトラム

ここケネディタウンは、海が近く、トラムの駅のすぐそばに海浜公園が広がっています。

景色がきれいなこともあり、たくさんの人が集まっており、開放的な雰囲気がありました。

海辺には人が集まる

海に沿ってそびえるビル群

終点まで乗り通した結果

初めて香港トラムに乗り、初めて終点まで乗り通してみたところ、非常に疲れました

座席が木製だからか、お尻がとても痛くなり、乗っているだけなのに疲労感も相当ありました。

もちろんこれは本来の乗り方ではありません。

正確に時間を測っていませんが、終点までだいたい2時間半〜3時間くらいかかったかと思います。

この中には乗り換えで少し散策した時間も含めていますので、乗車時間はもう少し短いかもしれません。

 

と、いきなり、「疲れた」と言ってしまったので、トラムの魅力も書いておくと、

何より「のんびりできる」ところが魅力だと思います。

何かとせかせかしている香港の生活ですが、

近くの目的地までちょっと乗ることもできるし、少し遠いところまでゆっくり向かうこともできる、こういった選択肢が持てることが香港トラムの魅力だと感じました。

もう乗り通しはしないかもしれませんが、香港島での移動手段として積極的に使っていきたいと感じることができた、貴重な経験でした。