こんにちは。
今回は、ロシア語の発音についての記事です。
ロシア語には、「硬音」と「軟音」という概念があります。
ロシア語の硬音と軟音について
ロシア語には、「硬音」と「軟音」という概念があります。
音声学の専門用語で言ってしまえば、
「硬音」=「非口蓋化音」
「軟音」=「口蓋化音」
となります。
例えば、「マ」という音があるとします。
「マ」を何度か繰り返し発音していると分かりますが、舌が下の方にあるのが分かります。
ほとんど舌が動いていないと思います。
これがロシア語でいう「硬音」、いわゆる普通の音です。
次にこれを軟音化させます。
軟音化とは、すなわち口蓋化のことです。
口蓋化とは、舌を硬口蓋に寄せて発音することです。
試しに、「マ」を「ミャ」と言ってみましょう。
舌が上顎の前の方にあることがわかると思います。
これがロシア語でいう「軟音」です。
ロシア語においては、この「硬音」と「軟音」の対立が非常に大切な概念で、文法にも影響してきます。
この先学習を進めて行った時に、何が待っているのか、とても楽しみです。