こんにちは。
今回は、中国語の声調の第三声についてです。
第三声は、苦手意識のある方も多いのではないでしょうか。
普通話の声調の中で、変化が大きくて、変調も関わってきますからね…。
日本人の第三声の特徴
日本人学習者の発音を聞いていると、大まかに二つの特徴があるように思います。
出だしが高く、音の下がり方が弱い。(半三声時も含む)
第三声は、調値で表すと「214」になるようですが、日本人の学習者は大体「324」くらいになるようです。
本来の二声の出だしくらいで始まって、音が下がりきらないまま上昇していくイメージでしょうか。
三声の音の下げ方で言えば、音を下げていってこれ以上下がらないところ、大体声が掠れるくらいの高さまで下げてから喉を解放するイメージ発音してみるといいかもしれません。
音の上がり方が弱い。(三声+三声の変調時)
普通話では、三声と三声が連続で続くときには、前の三声は二声に変わるというルールがありますが、前回二声の内容で触れたように、音の上昇が弱かったり、一声との区別が付きづらいという問題があるようです。
声調は、日本語の音韻体系にないものなので、どうしても練習量がある程度必要です。
練習時には、出だしの音の高さや上げ下げする高さを意識しながら練習してみてください。