こんにちは。
今回も、前回に引き続き中国語の声調についてのお話です。
中国語を学習されている方で、第二声について難しく感じている方も多いのではないでしょうか。
ちなみに私は、学習を始めた時は、第二声と第四声がごっちゃになってしまっていました笑
第二声は難しい?
第一声と混用してしまったり、第三声と区別がつかなかったり、難しくないように思えますが、中々正しく発音できない経験をしている方も多いように思います。
日本人の第二声は、音が上がりきっていない
日本人学習者の声調について研究した新潟経営大学の論文、『日本語アクセントと中国語声調の比較』によれば、「第一声と第二声の区別がはっきりしない」と記されています。また「中国語声調五度音域表記法になぞると、どちらも5度まで届かず、大体3ー4の上昇調にあたるのではないか」とも記されています。
ここでも第一声の高さの問題が出てきました。
先の投稿でも書いたように、第二声の出だしは3くらいから5に向かって、上がっていきますが、第一声が5の高さで発音されていないことから、第二声と同じような高さで発音されてしまい、違いが明確になっていないということです。
第二声の出だしは一声よりも低いのを意識
声調を練習する際には、各声調の変化に注目しがちですが、各声調の出だしに注目して発音してみてはいかがでしょうか。
第一声は高く、第二声はそれよりも低いところから上がる感じで。
がんばりましょう。