ちゃいぺるブログ

中国語とタミル語を中心に、外国語学習の情報を発信します

【中国語】米粉の使い方【ビーフン 麺】

f:id:tutty527:20210628205526j:plain

こんにちは。

今回は、中国料理の「米粉」についてご紹介します。

 

 

米粉」って?

みなさん、「米粉」←この漢字どのように読むでしょうか。

 

「こめこ」と読む方が多いのではないでしょうか。

もちろん間違いではありません。

では、「米粉」を中国語で読むとどうでしょうか。

米粉」(mi3 fen3)と読みますが、実は意味は「こめこ」ではありません。

 

中国語の「米粉

米粉」は中国語で「ビーフン」の意味になります。

ちなみに、「ビーフン」は「米粉」を福建の閩南語の発音をカタカナにしたものです。

 

ビーフン」と聞いて、どんなものを思い浮かべるでしょうか。

おそらく、極細の茶色い麺を思い浮かべるのではないでしょうか。

福建や台湾でも同様に極細の麺を食べるそうです。

 

「麺」と「粉」

そもそも「ビーフン」とはどのようなものなのでしょうか。

米粉」(ビーフン)とは、実は米でできた麺状の食べ物、ライスヌードルを指す言葉なのです。

ヌードルといえば、「麺」は使わないのかという疑問が出てきます。

実は、中国語では、「麺」と「粉」は明確に区別されています。

 

中国語の「麺」

中国語では、「麺」は小麦粉で作られたもの全般を指します。麺状のものに限りません。いわゆる、「粉物」のことを指します。

「拉面」はラーメンで、小麦粉ですし、

「面包」はパンで、小麦粉です。

 

中国語の「粉」

一方、「粉」は米で作られたライスヌードルのことを指します。また、小麦粉以外で作られた麺状の食べ物のことも指します。

米粉」は、ライスヌードルですし、

「粉丝」は、春雨のことです。

 

中国の「ビーフン」

中国では、「ビーフン」はさまざまな形で食べられます。

福建省や台湾では、日本と同じような極細の麺が使われます。

私の留学していた広西チワン族自治区ではいろんな種類の「米粉」があります。

 

桂林米粉

f:id:tutty527:20210628205954j:plain

桂林米粉(筆者撮影)

観光地として有名な桂林には、桂林米粉という名物料理があります。

上の写真の通り、麺の太さは結構太いです。うどんよりも細いですが、食感は似ています。ツルツルしていて、弾力があるのが特徴です。

ビーフンの上に、肉や葱、豆、落花生を加えて、タレをかけると完成です。

留学当時(2011年)は、50gで2.5元くらいで食べられたと思います。

 

湯粉

f:id:tutty527:20210628205526j:plain

湯粉(筆者撮影)

続いてご紹介するのは、同じく桂林でよく食べていた、湯粉です。

タンメンのライスヌードル版というべきでしょうか。

ビーフンをスープの中に入れて、野菜や卵などのおかずを乗せて食べます。

桂林米粉よりもこちらを多く食べていた記憶があります。冬に食べると体が温まっていい感じです。

ちなみに、この時は、きしめんのような平たい形のビーフンを注文して食べていました。

 

ビーフンは、中国の南の地域で食べられます。

一口に中国料理と言っても、様々な料理や食べ方があることがわかります。

皆さんも、本場のビーフンを食べてみてはいかがでしょうか。