こんにちは。
今回は、桂林方言の代表的なフレーズをご紹介します。
以前書いた桂林や柳州の方言についての記事で、意外にもコメントをいただくなどの反応があったため、桂林や柳州の方言についてもどんどん取り上げていこうと思います。
今回ご紹介するのは、桂林でのフレーズですが、柳州などの広西北部では通じます。
桂林方言の声調
以前の記事でもご紹介しましたが、桂林方言の声調については、こちらをご確認ください。
1.你克哪凯?(どこに行くの?)
これは桂林で生きていく上で必要不可欠なフレーズかもしれません。
というのも、桂林のタクシーは基本的にメーターを回しません。
なので、必然的に価格交渉をすることになるのですが、運転手が行き先を聞いてくるときにわざとこのフレーズを使います。
これで桂林の地元の人かどうかを見て提示価格を決めているのです。
当然、よそ者には高い料金をふっかけてきますので、このフレーズを知っているかどうかは非常に重要になってきます。(10年前の話です)
你克哪凯? li3 ke4 na3 kai3
と読みます。
普通話では、你去哪里?の意味になります。
中国の西南地方や広西では、普通話の去(行く)を克と言うところが多いです。
2.几多钱?(いくら?)
これも桂林では非常によく聞く表現です。
如何にも広東語っぽい表現ですが、広西だけでなく、湖南省でも言うみたいです。
これも上の例と同じように、ふっかけられるのを防ぐのに有効です。
普通話で多少钱?と言ってしまうと、よそ者とみなされ、相場よりも高い値段を提示されてしまいます。(10年前の話です。)
これは桂林と柳州で発音が異なります。
桂林では、
几多钱? ji3 duo1 qian2
柳州では、
几多钱? gi3 duo1 qian2
となります。
3.狗肉(親友、仲の良い友達)
とても特徴のある桂林方言だと思います。
これは柳州でも言うのかは分かりません。
直訳すると、「犬の肉」となりますが、桂林話では「親友」や「仲の良い友達」を指します。
例えば、
你是我的狗肉 ni3 si4 wo3 de gou1 yuu4
といえば、
あなたは私の親友だ と言うような意味になります。
まとめ
いかがでしょうか。
中国語の方言には、その土地の文化や風習を色濃く残すものも多いです。
中国に行かれる際には、ぜひその土地の方言を学んでみてはいかがでしょうか。