ちゃいぺるブログ

中国語とタミル語を中心に、外国語学習の情報を発信します

N5のレベルで一人で街を歩いて日常生活が送れるのか?【日本語教育への理解】

こんにちは。

今回は、日本語能力への理解についての記事です。

 

YouTube動画から

youtu.be

きっかけとなったのは、こちらの動画から。

18:00〜 の部分です。

「特定技能で受け入れるには、一定程度の日本語レベルが必要」

技能実習で来る方は、N5なんですけど、どう考えてもN5取れてないのに来てるんじゃないの?この証明書は何なの?」

「つまり一人で街中歩かせて、独立して日常生活を送れる人」

と形容しています。

つまり、日本語能力試験N5のレベルは、「一人で独立して日常生活を送れるレベル」だということです。

 

N5の目安

ここで、N5認定の目安を見てみましょう。

<N5レベル>

基本的きほんてき日本語にほんごをある程度ていど理解りかいすることができる

読む(よむ)
  • ・ひらがなやカタカナ、日常生活にちじょうせいかつもちいられる基本的きほんてき漢字かんじかれた定型的ていけいてき語句ごくぶん文章ぶんしょうんで理解りかいすることができる。
聞く(きく)
  • 教室きょうしつや、まわりなど、日常生活にちじょうせいかつなかでもよく出会であ場面ばめんで、ゆっくりはなされるみじか会話かいわであれば、必要ひつよう情報じょうほうることができる。

日本語能力試験の公式で出されている認定の目安ですが、どうでしょう。

これで「一人で街中歩かせて、独立して日常生活を送れる人」だと言えるでしょうか。

 

日本でも、小中高(大)で8年ほどは勉強する機会があっても英語が全く話せないなど言われているのに、なぜ学習を初めて1年にも満たない学習者がいきなり日本に来て「独立して日常生活を送れる」と考えるのか、理解に苦しみます。