こんにちは。
今回は、香港渡航についての記事です。
前回の記事投稿から1ヶ月以上時間が空いてしまいました。
というのも、今年の9月から筆者は生活の場を香港に移すことになり、その準備やら香港渡航後の仕事やらでずっと慌ただしくなっていて、落ち着いてブログを更新する時間が取れませんでした。
ですが、香港渡航から3週間が経ち、そろそろ落ち着いて時間も取れるようになってきたので、香港渡航に関する情報を書いていこうかな、と思います。
これから書く情報は、2022年9月前半のものです。
記事執筆時点では、2022年9月26日より、香港入境時のホテル隔離が不要となっています。
そのため、ホテル隔離に関する情報は不要となるかもしれませんが、
あくまでも記録として書いていきますので、ご容赦ください。
香港渡航前の準備
筆者が香港渡航に際して一番心配だったのが、何といっても防疫政策による入境規制です。
筆者が渡航する際には、下記のものが必要でした。
- パスポート
- ビザ(就労ビザを事前に申請しました。)
- 航空券(片道のみ購入。そのため、日本での国際線チェックイン時にビザの確認がありました)
- ワクチンパスポート(完全接種者である証明)
- 陰性証明書(出発の48時間以内、PCR検査、英文あるいは中文)
- 隔離ホテル予約書(3泊以上)
- 健康申告(上記3つの情報が必要)
- ※可能なら香港のSIMカード
ホテルの予約
筆者が香港渡航を決めた当時、ホテル隔離は7日間必要でした。
渡航の一ヶ月以上前から予約をしていましたが、ホテルを探していた時はすでに多くのホテルが満席になっており、空いているのは中心街から離れたホテルのみでした。
そのため、筆者は青衣にある「Rambler Garden Hotel」を予約しました。
香港の渡航準備をする上で、まずやるべきことはホテル予約でした。
ホテルが満室に近い状況だったこともあり、まずホテルの宿泊日を確定させないことには、航空券も買えませんでした。
なお、筆者の香港渡航の際には、隔離ホテルの予約証明書が必要でした。
筆者の場合は、予約確認メールが予約証明書代わりに使用できました。
航空券購入
隔離ホテルが決まったら、次は航空券の購入です。
筆者の場合、ホテルを予約した後、ホテル隔離の期間が3日間に短縮されたため、そのタイミングを待ってから航空券を購入しました。
HISのホームページにて当初、香港エクスプレスで名古屋-香港の直行便があったため、それを購入しました。
その後、出発の2日前に当該便が欠航になったとの連絡があったため、急遽成田経由の航空券を取り直しました。
住居決め
上記2つで香港到着日を決めた後、ホテル隔離終了後の住居を決めなければいけませんでした。
これは、勤務先に大家さんを紹介してもらい、画像と設備と立地と価格で決めました。
決め手は、ほどよく田舎なことです。
いわゆる「村屋」と呼ばれる建物で、日本でいえば4階建ての建物を数人でシェアしながら生活します。
「村屋」は、郊外にあることが多いため、勤務先が中心街にある場合はあまり向いていないかもしれませんが、筆者の場合は勤務先からほど近く、買い物もしやすいということで、立地としては問題ありません。
そして、郊外にあるため、山や緑が近いです。ごちゃごちゃした都会のイメージがあった香港で、こういう場所で生活できるのはアドバンテージだと考えて決めました。
ワクチンパスポート
香港では、現在ワクチン完全接種者のみ、海外から入境できるようになっています。
香港政府の定めるワクチン完全接種者の内容はこちらから↓
https://www.coronavirus.gov.hk/pdf/list_of_recognised_covid19_vaccines.pdf
ワクチン接種時に住民票のあった自治体の役場で発行されますので、ご注意ください。
陰性証明書
あと必要だったのは、陰性証明書です。
筆者が渡航する際は、出発の48時間以内に、英文もしくは中文で証明書を発行できる機関でPCR検査を受ける必要がありました。
香港の場合、指定の医療機関である必要はなく、必要事項さえ記載されていて、英文もしくは中文であれば、使用できるようでした。
※2022年9月26日より、PCR検査による陰性証明書の提出は必要なくなったようです。
現在は、迅速抗原検査による陰性結果をオンラインの健康申告で回答する必要があります。今のところ、抗原検査キットの陰性結果を画像で提出したりする必要はないようですが、念の為、検査日時や陰性結果を画像で保存しておくことをお勧めします。
健康申告
出発の前日や当日に、オンラインで健康申告をする必要があります。
筆者が渡航した時には、名前やパスポート番号をはじめとして、隔離ホテルの情報、香港到着予定時間、ワクチン完全接種者である証明、陰性証明書の提出等が必要でした。
陰性証明については、現在では上記にもあるように、迅速抗原検査による結果を健康申告時に回答する必要があるようです。
健康申告を終えると、QRコードが発行されます。
香港渡航後、そのQRコードが必要となりますので、事前に準備しておくことが必要です。
※香港のローカルSIM
後述しますが、香港到着後、ホテル隔離での抗原検査結果や、PCR検査の結果がSMSで送られてきます。
そのため、香港の電話番号を事前に準備しておくことが必要です。
筆者は「3HK」のローカル eSIMを事前に購入していきました。
香港渡航、そして渡航後
日本での国際線搭乗
上にも書きましたが、筆者が香港へ渡航する時、名古屋-香港の香港エクスプレス直行便が欠航となったため、成田で乗り換えをすることになりました。
名古屋でのチェックインにて、成田での乗り換え後のチケットも一緒に発行してもらいました。
ただ、上にあげた必要書類は、基本的にこのチェックインで提出を求められました。
加えて、筆者は、航空券を片道しか購入していなかったため、ビザの提出を求められました。
無事にチェックインを終えると、あとはコロナ前とほぼ同じ流れで搭乗できました。
その後、成田到着すると、上記必要書類を再度確認されました。
名古屋から成田へ向かう飛行機の乗客のほとんどがアメリカ行きだったようで、筆者だけ別行動のような感じになりました。
搭乗口までいけば、あとは特に変わったこともなく、無事に香港まで到着できました。
香港到着後
香港到着後、隔離ホテルまでほぼ一方通行で移動させられます。
飛行機を降りて、入国審査を済ませた後、抗原検査を受けました。
抗原検査を受けた後、10分程度の待機時間があり、その後健康申告のQRコードの提出を求められます。
ホテル隔離 1日目〜3日目
抗原検査を終えたあとは、預け荷物を受け取って、各自ホテルへ向かいます。
各ホテルまでは、無料の送迎バスがあります。ただ、送迎バスにはルートがあり、各ルートを回ってから空港に戻ってくるので、タイミングが悪いと、待ち時間がかなり長くなるかもしれません。
あとはバスに乗って、目的のホテルに着いたらバスを降りて、ホテルのチェックインを行います。
筆者が香港に渡航する前、ホテル隔離が7日間から3日間に短縮されました。
当時は、ホテル隔離が3日間、ホテル隔離後、4日間の自己観察期間となっていました。
※2022年9月26日より、ホテル隔離が不要となりました。
ホテル隔離の際、部屋のキーと一緒に検査キットや資料を渡されました。
それらとともに渡されたのが、PCR検査結果連絡用のSIMカードでした。
有効期間が1ヶ月の使用可能データ量が50GBのものでした。
それに気づいた当初は、事前にSIMカードを持ってくる必要はなかったなと思ったのですが、香港のローカルSIMは実名認証が必要です。
当然、そのSIMも実名認証をしないと、LTEにもつなぐことはできません。
つまり、事前に購入したeSIMがなければ、ネットのない環境でホテル隔離をしなければいけないことになっていたのです。
ホテル隔離中は、毎日の抗原検査と、2日目のPCR検査を受けなければならず、PCR検査の結果は、SMSで送られてきます。
自己観察期間 4日目〜10日目
無事にホテル隔離を終えたら、自己観察期間に移行します。
自己観察期間は、外出はできるものの、レストランや映画館など、一部の公共施設の利用ができなくなります。
というのも、香港ではそれらの施設に入る際、「安心出行」というアプリを使わなければいけません。
「安心出行」は、自身が感染者ではない、もしくはワクチン完全接種者であることを証明するためのアプリで、それらが証明されないと、レストランや映画館などに入ることができません。
そして、自己観察期間は、それらが証明されない期間として扱われるので、外食などができなくなります。
加えて、自己監察期間中、5日目、7日目、10日目にPCR検査を受けなければいけません。
ネットで予約して、決められた日時に検査会場に行って検査を受けます。
検査の際は、パスポートの提示が求められるので、忘れずに持っていく必要があります。
無事に7日目を終えると、晴れて自己監察期間終了となります。
ですが、問題があって、先に述べた「安心出行」はただアプリをダウンロードしただけでは、当然ですがワクチンパスポートの情報などが入っていません。
そのため、ワクチンパスポートの情報をアプリの中に取り込む必要があるのですが、このときに「臨時疫苗通行証」(臨時ワクチンパス)というものが必要です。
通常であれば、これは香港到着時に発行されるようなのですが、筆者はなぜか発行されませんでした。
そのため、自己監察期間が終了しても、一向に外食ができない状態になってしまい、なんとか方法はないものかと調べたところ、指定された郵便局で「臨時疫苗通行証」(臨時ワクチンパス)を発行してくれるということでした。
そして、無事に郵便局で臨時ワクチンパスを発行してもらい、「安心出行」に取り込むことができたのでした。
と、ここまでが香港到着後自己監察期間が終わるまでのまとめでした。
何度も書いているように、2022年9月26日から、ホテル隔離が不要になったり、陰性証明が不要になったりと、情報が大きく変わっています。
このまま緩和されていくことを期待しますが、念の為の記録として、この記事を書き残します。