こんにちは。
今回は、中国語に限らず、外国語を勉強している方は、その言語をペラペラ話すことに憧れますよね。今回は、その憧れが現実になるかもしれない、そんな方法をお伝えします。
あなたはどんな理由で外国語を勉強していますか?
突然ですが、この記事を読んで下さっているあなたは、今どんな理由で外国語を勉強しているでしょうか。
仕事で必要だから?
旅行に行くから?
試験に必要だから?
それともその国の恋人が欲しいから?
どれも良い動機です。
「動機づけ」は、語学にとって非常に大切な要素です。そして、この「動機づけ」が、外国語の上達を左右するかもしれません。
外発的動機づけと内発的動機づけ
語学に限らず、学習をする上で学習する理由・動機は誰もが持っているかと思います。
この学習する上で持つ動機のことを「動機づけ」と言います。
わかりやすくいうと、「モチベーション」のことです。
そして、「動機づけ」というのは、「外発的動機づけ」と「内発的動機づけ」に分けられます。
外発的動機づけ
外発的動機づけというのは、学習の行為そのものではなく、外部からもたらされるものを目標として、その目標を実現するために学習を行おうとすること」です。
外発的動機づけの例としては、
- 先生や親から褒められたいから勉強する
- 目標の大学に入りたいから勉強する
- 給料アップが狙えるから勉強する
- 外国人と話したいから勉強する
などが外発的動機づけに当たります。勉強の目標が、自分や言語の外にあり、その目標を実現するために勉強するのです。
内発的動機づけ
一方、内発的動機づけというのは、好奇心や関心など、自分の中にある欲求や言語自体に起因するものを指します。
例えば、
- アメリカの文化に興味があるから英語を勉強する
- 中国語を勉強すること自体が面白いと感じる
など、自分の欲求や興味のために勉強することが内発的動機づけに当たります。
内発的動機と外発的動機のメリット・デメリット
外発的動機づけと内発的動機づけ、どちらも外国語を勉強する上では、大変重要な要素です。
そして、どちらも学習する上でメリット・デメリットがあります。
外発的動機づけのメリット・デメリット
メリット
- シンプルで動機づけしやすい
- 短時間で集中して上達しやすい
- 自分にとってのメリット・デメリットがわかりやすい
デメリット
- 慣れると効果が出にくい
- 目標を実現した時点で学習をやめてしまう可能性がある
- 目標以上の上達が見込みにくい
内発的動機づけのメリット・デメリット
メリット
- 学習に対して高い集中力が発揮される
- 学習自体が目的のため、長期間継続して学習できる
- 学習に対して最適化しながら学習できる
デメリット
- 目標が明確でないため、短期的な上達に繋がりにくい
- 動機づけがシンプルでないため、人によって動機づけの方法が違う
まとめると、このような感じになります。
- 外発的動機づけは、短期的に上達しやすいが、短期的な動機づけになりやすく、動機づけとしては不安定
例えば、大学受験のために頑張って英語を勉強していたが、目標の大学に合格し、受験が終わったのと同時に学習をやめてしまった。
のような感じです。
- 内発的動機づけは、長期間継続して学習しやすいが、動機づけが明確でないため短期的な上達にはつながりにくい
例としては、中国の文化が好きで、中国語も勉強することは好きだが、特に目標があるというわけでもなく、次回のHSKに合格できる見込みもない。
というような感じです。
ここで重要なのが、内発的動機づけと外発的動機づけは、排他的で相反するものではないということです。
- 最初は試験のために勉強していた(外発的動機づけ)→次第にその国の文化や言語に興味を持つようになった(内発的動機づけ)
- 最初はその文化に興味があって勉強を始めた(内発的動機づけ)→次第にその言語を使った仕事がしたいと思うようになった(外発的動機づけ)
というように、学習を進める過程で動機づけが変化することもあるのです。
まとめ 外国語をペラペラになるまで勉強するには、内発的動機が重要
しかし、学習を長く続けようと思うと、内発的動機づけを持つことは欠かせません。
特に、外国語の学習には時間がかかります。人によっては学習のゴールがとても遠いところにあったりします。
そのためには、内発的動機づけを持ちつつ、都度外発的動機づけで目標を設定しながら学習を進めることが重要です。
内発的動機づけを持つことは、簡単ではありません。どのように内発的動機づけをするかは、人によって異なります。
しかし、そのためには好奇心や関心を高く持つことが重要です。
語学に限らず、どんなことにも好奇心や関心を持つことこそが継続する力になるのです。