こんにちは。
今回は、中国の名字を取り上げていきたいと思います。
人口が多いことで知られている中国ですが、どのくらいの数の苗字があるでしょうか。
前提 中国は多民族国家
日本と中国の名字の数を比較する前に、まず中国と日本の違うところを指摘しなければいけません。
大前提として、中国は多民族国家ということを認識しなければいけません。
民族が違えば、名字や名前も異なります。
今回は漢民族の名字を取り上げます。
中国の名字の数
百度百科によれば、漢民族の名字は、全部で5600個ほどあるようです。
中国の名字は文字数によって分けられます。
単姓:一文字の姓
複姓:二文字以上の姓
単姓
単姓は以下のようなものがあります。
「李」、「王」、「張」のようなよく見るものから、「終」、「冷」、「殴」など、なかなか見ないものもあります。
単姓は、約3400個あまりあると言われています。
複姓
複姓はこのようなものがあります。
日本で馴染みのある複数は、「欧陽」ですね。「欧陽菲菲」の名字です。
歴史が好きな人は、「司馬」、「夏侯」、「諸葛」、「公孫」でしょうか。
三国志に登場する人物の姓としても有名です。
複姓は、約2000あまりあるようです。
中国の名字の人口比
中国の名字で一番多いのは、「王」、二番目は「李」、三番目は「張」です。
それぞれ人数が9280万、9200万、8750万います。
さすが中国、この三つの名字だけで2億7000万人います。
それでも人口比では6〜7%くらいです。
日本の名字の数
一方、日本の名字は約30万個あると言われています。
これは人口に対して非常に多い数です。
日本の名字の人口比
日本の名字で一番多いのは、「佐藤」、二番目は「鈴木」、三番目は「高橋」です。
それぞれ人数が200万、180万、150万います。
日本の名字の特徴として、人口比率が少ないことが挙げられます。
一番多い佐藤でも、1.6%ほどです。
日本の名字は、人口に対して種類がとても多いことが分かります。
まとめ
いかがでしたか?
中国と日本では名字の種類に差があることが分かりました。
これは、名前の呼びかけにも繋がってきます。
日本では、単純に名字を呼び捨てにしたり、名前だけで呼んだりします。
一方、中国では名字だけで呼んだりはせず、フルネームで呼ぶ習慣があります。これは同じ姓の人が多いため、名前もつけて呼ぶことで判別しやすくしているものと思われます。
こういったところで習慣に差が出るところも面白いですね。