こんにちは。
今回は、外国語学習につきもののストレスとそのマネジメントについてのお話です。
外国語学習とストレス
外国語学習にストレスはつきものです。
- 相手が言っていることがわからない。
- 言いたいことがうまく言えない。
- 特定の音がうまく発音できない。
こうした問題に常に直面するのが外国語学習です。そして、こうした問題に直面することが、学習者のストレスの要因となります。
外国語学習におけるストレスマネジメントの大切さ
外国語学習は、非常に長く続ける作業です。長い人では生涯をかけて行うこともあるくらいでしょう。
そして、外国語学習におけるストレスは、その間常に直面するリスクに晒されます。
そのため、うまくストレスマネジメントを行うことが、語学の上達にとっても、非常に重要になると思われます。
セルフコンパッションをストレスマネジメントに使ってみる
セルフコンパッションとは
セルフコンパッションとは、「自覚している欠点、失敗、または一般的な苦痛に対して、自分自身への同情を拡張すること」とされています。(wikipediaより)
クリスティン・ネフ著の『マインドフル・セルフ・コンパッションワークブック』では、優しさと理解を持って「友達に接するように、自分にも接すること」としています。
一般的に、人間は親しい友達や家族が苦しんでいると、優しく手を差し伸べますが、自分が苦しい時や困難な状況にいるときには、自分に厳しく接してしまいがちです。
すると、心理的な健康が損なわれたりします。
そこで、セルフコンパッションを高めることで、困難な状況にも打ち勝つメンタルを手に入れることができます。
語学と自尊心
外国語学習をしていると、自尊心が少なからず大切だということに気がつきます。
- 自分が思ったことが言えた
- 相手の言っていることが聞き取れた
- 映画の内容がわかった
- 好きな外国の小説を原文で読むことができた
こうしたことは、自分に自信を持たせます。そして、自尊心を高めることに役立ちます。
自尊心が高いと、学習を継続するモチベーションにもなり、上達にも繋がります。
しかし、ひとたび大きな壁にぶつかった時はどうでしょう。
- 語学試験で不合格だった
- 少し難しいことを言われると何を言っているのかわからない
- 語彙量が増やせない
- 相手に「啊?」と言われた
など、こうした出来事は、自信を失わさせやすいです。
自信を失うと、自尊心もなくなり、学習意欲にも影響が出ます。
このように、自尊心は、さまざまな外部からの要因によって左右されやすい特徴があります。
セルフコンパッションを高めてみよう
自尊心は、外部要因により左右されやすく、不安定なものです。
外国語学習は、言語を扱いますので、どうしても他人が関わってきます。
学習のモチベーションが、どうしても外部環境に依存されやすい特徴があります。
「ネイティブに褒めてもらえた」、「友達にバカにされた」、「何を言っているかわからなかった」など、相手と比較した上での自己評価や他人の評価に左右されやすいのです。
そこで、セルフコンパッションを高めてみましょう。
セルフコンパッションは、自尊心とは違い、相手との比較をしません。
自分は完璧ではないと認め、その上で自分に価値を与えます。
そのため、外部要因によって左右されることが少なくなり、長期的に学習モチベーションを保てることが期待できます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
セルフコンパッションに関しては、筆者もまだトレーニング中ではありますが、外国語学習において、相手に左右されない、ということは非常に大切なことだと思っています。
今後もトレーニングを進めつつ、詳しくご紹介していければ、と思っています。