こんにちは。
今回は、辞書の信憑性についての記事です。
今回の記事は、特定の辞書の信憑性がないと批判しているわけではありません。
「中日常用成語・諺辞典」について
以前の記事にも書いた通り、目下、中国語の成語の暗記に取り組んでいます。
この辞書に取り組んでいて感じたのが、「この辞書はどのくらい信憑性があるのだろう」ということです。
そう感じるきっかけとなったのは、こちら。↓
「ban4 liang4 bu4 亮」
「やっぱり神」
ピンインや日本語訳が若干怪しい部分があるんです。
大きく内容に影響していないので、問題はないといえばないのですが、信頼度はやはり低下してしまう要因になります。
そこで疑問に感じた筆者は、こちらの語をネイティブに投げてみました。
この語がどのくらい常用されるのかが知りたかったのです。
そうして返ってきた反応は、
「搬起石头打自己的脚」ではなくて、「搬起石头碰自己的脚」だよ。
ということ。
それが一人だけではなく、聞いたほぼ全員が同様に反応したため、驚きました。
なんでも
「間違ってはいないと思うけど"打"で言われると変に聞こえる」とのことでした。
この出来事で、辞書に対する信憑性に疑問を抱かずにはいられませんでした。
しかしながら、やはり「辞書が間違っている」というのも断定できないものです。
それは、「言語は生きている」という考え方がありますが、辞書に載っていても実際の運用では少し変形している、ということはよくあることです。
辞書で語彙を増やすことももちろん重要なことですが、実際どのようにその語が使われているかを確認することも必要なのだと実感できました。